20s

壁に話しかけるような感じで

雪に降り込められる期間だけブログを更新する

2017年は、サウナ、ストレッチ、食べ物飲み物に気を使うこと、などと、 身体に良さそうなことをほそく、長く続ける ということが好きになり、そのような考え方を他の場面にも応用して生活した。 仕事も、やったほうが良いことを習慣化するとか、タスクを砕い…

瞑想と水面

あまりに煩雑な日常を送っている気がして、困っていた。 BRUTUSの「禅」特集を読んで、「ただ坐る」「まずは坐ってみる」「ミランダ・カーは10分でも空き時間があると坐っている」などの言葉に触発されて、寝る前の瞑想を始めた。 ルールはアグラをかいて目…

正月にだけ更新するブログがあってもいいんじゃないか

それだけ忙しすぎるということだ。 年末年始には何か考えて書きたくなる。 この心のゆとりをできるだけ他の時期にも持ちたいものだ。 しかし2017は「にせんじゅうしち」と読むのが正しいのだろうか。「にせんじゅうなな」はダメなのか。

「魚の背」をとらえる

人と話をする。もっとうまく話せたのにと思う。 最近つくづく重要だと思うのは、相手のことばを聞いた直後にフッと香る薫りというか、川面に一瞬映る魚の背のきらめきというか、要するに直後に思い浮かんだイメージをことばにして返すことだ。 私はなぜか自…

夏が終わればもとどおり

今でもおぼえている、4月末のある夜に体の中を甘やか〜なエネルギーの流れがかけめぐって寝つけなくて、あれは今になって思うと夏の始まりだったのだろう。 それからはただもう、うまうまと色んなものに巻き込まれていって、なかなか楽しく受動的にすごした。…

巻き込まれる快感

4月の最終週くらいから不思議な感覚があって、体の中に甘いエネルギーが満ちていて、朝早く起きたり、仕事もねばり強くがんばれたりした。 それとともに、4月終わりからGW、そして5月とずっと忙しくて、大きな行事もあって、農作業も手伝って、私の生活はず…

一人の人間の幅と人類への信頼

先週は新年度一週目だったので、対人関係の摩擦が激しかった。疲れていたときにふと思いついた。私たちが人間関係の中で感じる「痛み」とは、私たち自身の中にある「人を信じたい気持ち」が傷つけられた痛みなのではないだろうか。だから、映画やドキュメン…

春と言ったら萩原朔太郎

「春は遠くからごむ輪のくるまにのつて来る。」 「かずかぎりもしれぬ虫けらの卵にて、 春がみつちりとふくれてしまつた、 げにげに眺めみわたせば、 どこもかしこもこの類の卵にてぎつちりだ。 桜のはなをみてあれば、 桜のはなにもこの卵いちめんに透いて…

まだ4月なのか?

「彼女のスッピン、いいじゃないか。 風呂入って、スキンケアして、布団に入ってきた彼女の、テリッテカッとなった頬に髪の毛束がまがって貼りついてるのなんて、いいじゃないですか。 かあいらしいじゃないですか。」

前向きで、おもむきのある情報

iPad、ケイタイの画面を見続けるのがまぶしくて本当に苦手になってきて、SNSやまとめサイトを見るのをやめて、新聞や雑誌、それも「暮しの手帖」とかのライフスタイル誌をのんびり読んでいる。 それにも疲れてくると、日記を書いたり、メモ帳に考えをまとめ…

思考のクールダウン

新年度に向けて前のめりになってしまう今日この頃……。 何度も書いてる例の「今、ここ」に意識を向けることなんてぜんぜんできていない。 何となく思ったけど「今、ここ」にないものについて考えているときって、DVDを読み込んでるパソコンみたいだ。ぶおおお…

ありがとうを決め打ちする

これも『考えない練習』からだけど、「ありがたい」は「有り難い」で、めったにないことに感謝する言葉なのだ。だから何でもかんでも「ありがとう」と言うのは言葉の価値を下げることだし、むしろ相手にとって失礼なんじゃないだろうか? そう考え始めて数日…

ことしの雪解けは早い

冬から春にかけての、季節感の描写まとめ、日記の抜粋など ・1月5日 今日の朝さんぽでは、雪のつもった水田の上にいちめんにもや、きりがかかっていて、空もくもりでまっしろできれいだった。 それで雪も少ないし、もうこれを「かすみ」って言っちゃってもい…

「この人は何に苦しんでいるのだろう」

この間の「触覚に意識を向けると辛さが紛れる」とまさに同じような話が書いてある本を読んだ。(小池龍之介『考えない練習』) ネガティブに走りやすい脳の性質(に振り回されている状態)を「思考病」と言い表わしていて、それがすごく良かった。養命酒の話で書…

ハートネットTV の良さ

月曜20時はEテレ「ハートネットTV」を見て欲しい。 番組自体は毎日やってるけど、特に月曜の「ブレイクスルー」シリーズが好き。 壁にぶつかり、それを乗り越えた人と、その人だけじゃなくて周りの人たちとの関係性も描いているのがいい。人を信じてみようと…

三つの生活

親族が病気になり、入院し、葬儀を終えてしばらく経った。 その間の私の生活は驚くほどシンプルだった。 一日に、顔を洗ったり布団をたたんだりといった「日課」と、「仕事」と、お見舞いや家族のサポートのような「手伝い」の3種類の時間帯しかなく、この3…

「今、ここ」に強力なスポットライトを当てる

「嫌われる勇気」より。 将来のことをあれこれ考えるばかりで、結局今、前に進まないのはダメだよっていうこと。 ただ私は気分の落ち込みに支配されているときにも使えるなと思った。 カウンセラーの人は、患者の話を聞く途中で、「ところで、私の今着けてい…

手の記憶

少し前にtwitterで見たんだけど「実家帰ったら帰り際に親と握手しておけ。手の感触を覚えておけ。」というアドバイス、すごく大事だと思った。 家族をひとりなくした今になって、今までに交わした何十回もの握手(百回もしてないと思う)のおかげでいつでも、…

『きみはいい子』から

「しあわせは、晩ごはんを食べておふろに入ってふとんに入っておかあさんにおやすみを言ってもらうときの気持ちです」 最近、身の回りの人が病気になったりすることが続いて、そういうときにこの言葉を思いだす。 本当にその通りだな……。 これ以上、何のしあ…

『嫌われる勇気』を読む勇気

1年くらい逡巡してついにこの間手に取ったこの本。読めば絶対タメになるはずと思いつつも、今までの自分の価値観を否定されそうで怖くて避けていた。 そもそもタイトルからして心に痛い。嫌われたくない。 でも今「嫌われたくない」と書いたけど、もはやそれ…

「心臓を貫かれて」と「きみはいい子」

『流』を返却しに図書館に行って、そのついでに『心・貫』を借りてきて、そのまた後に『きみは』借りて、というように図書館ループにはまっている。 はからずも全然毛色の違う2冊を続けて読むことになった。というか『心貫』の前ではどんなフィクションも力…

ルビンの壺

昨夜、録画していた「クレイジージャーニー」を見ていた。ゲストが松本人志に「いつ、どうやってネタ作りをしている?」って聞いていた。 対して「もう30年くらいずっとやってきたことだから、どうやってネタを作るとか意識したことがない。いつも頭のどこか…

遅刻した

昨日の今日で、けさは布団から出られず、出ても体が動かず、3分くらい遅刻してしまった。 人にどう見られたか、ということもそうだけど今、自分のためにもよくなかったなと思う。 自分が積み重ねてきたふつうの日々を崩すようなことをすると、自分を信用でき…

空白

仕事にあたることがいよいよ苦しくなってきた。上手くいかなくても「悔しい」とは思えなくなってきた。 せっかく平日の夜を楽しくしようと用意してきた色々なこと(ぬり絵、マンガ、ドラマ、お香)がすべてむなしく思える。 (ぬり絵は前頭葉を活性化させるらし…

描写

「魔の山」の中にあるクロコフスキーという医師の描写、 「黒いもじゃもじゃの髭の中から黄色い歯をのぞかせて、濃厚な微笑を見せた」とある。 ここでの「濃厚な微笑」、なんというか「あるある」で、情景が浮かんで、少なくとも私にとってはよくわかるのだ…

日曜夜に観たい映画「さよなら、人類」

イケメンは出てこない。アップテンポの曲もない。冴えない人しか出てこない。 いくつもの断片的なシーンが次々に映し出される。人々の動きはとてもスローで、時に観客は「待たされる」。 ほんとうに輝かしいキラめくような瞬間は一つ、二つしかない。 (シャ…

気付け薬としての

仕事でプレッシャーを感じ、自分を責めて家に帰り着くときがある。 脳内にとめどなく流れる攻撃の言葉、焦りが血管の中をかけめぐり身体をこわばらせる。 身体を別のモードに持っていきたい、思考の暴走を止めたい。 そういうときにアルコール少々、というの…

ぬり絵の楽しみ

ネットサーフィンの時間を減らしたので夜がひまである。 いろいろあったんだけど、ともかく「ぬり絵」を始めてみた。 幾何学的な文様(マンダラ)をネットで落としてきて色鉛筆で塗っている。 ただの図形なので色の固定概念がなく、好きに塗れるのが特長らし…

「流」いいよね

明日芥川・直木賞発表らしいけど、昨年7月の直木賞の「流」を読んでいる。けっこうおもしろい。引用すると、 「どうしようもないことはどうしようもない、わからないものはわからない、解決できない問題は解決できない。それでもじっと我慢をしていれば、そ…

twitterやめて

年明けにtwitterのアプリを削除してはや2週間。 アカウントはあるがまったく使っていない状況。 日々「やめてよかったな」と感じている。 twitterで顔も知らない人と仲良くなって楽しかったこともたくさんある。キラ星のような思い出。 そのころと違って最近…