20s

壁に話しかけるような感じで

「この人は何に苦しんでいるのだろう」

この間の「触覚に意識を向けると辛さが紛れる」とまさに同じような話が書いてある本を読んだ。(小池龍之介『考えない練習』)

ネガティブに走りやすい脳の性質(に振り回されている状態)を「思考病」と言い表わしていて、それがすごく良かった。養命酒の話で書いたような「思考の奔流」、アレだ。最近はあの状態になったときに「思考病だ。」と唱える(頭の中で)だけで治まる。名付けることで対象化できる例のやつだ。

もうひとつ良かったのが、怒っている人を見たときは反発したり逆に自分を責めたりすることなく、ただ相手の状態を観察し、「ああ、今この人はこれに苦痛を感じているんだな」て見てとる。ただそれだけでいい。

これをやることで相手のペースに巻き込まれることが少なくなった気がする。